こんにちは✨
マーケティングの王です😊🎶
12月12日に新宿NSビル株式会社インタースペースにて、MasterCloud(第8回)を行いました。
今回のイベントを通して、日本在住のAlibaba Cloudのファンが結構多い事に気付きました。
Mobingi ALMのAlibaba Cloud担当がモビンギにおりますので、気になる事が有りましたら、お気軽にご連絡くださいませ(support@mobingi.com)
今回は50名以上のお客様がご来場され、大盛上がりでした。
会場の準備から片付きまで、お手伝いをして頂いたインタースペースの小林様にも感謝です。
(集合写真)
(あれっ私がいないじゃーん)
今年ラストのMasterCloudということで、今回のゲストの方々とも忘年会を行いました。
(なにっ、この三人〜、変身してるのかな笑w)
皆様お酒強過ぎてついていけません。。。。最後テキーラまで飲みやがって、飲まされて、一杯しか飲んでないのに、口の中でずっとテキーラの匂いしてました😅😅
人生初めてテキーラでしたが、テキーラって臭い匂いするんですね。
(テキーラが好きな方へ、間違えたらすみません)
今回のテーマは「他では聞けないAlibaba Cloud」でしたので、わざわざ中国のAlibaba本社からやって来たゲストの方もいました。本当に感謝し切れません。
全部英語で喋った為、その場で気になって聞けなかった事がございましたら、気にせずモビンギのスタッフまでご連絡くださいませ。 (support@mobingi.com)
ゲストの方々
森 真也 氏(SBクラウド)
Welcome to Alibaba Cloud ーもう1つのインターネット世界のクラウドが世界へでる
Alibabaネタでおなじみの森さんから、日本リージョンのコンサル等々されているSBCloudから最新の動向と中国インターネット事情の変遷について語っていただきました。
国内初配布のAlibaba Cloudステッカーの話と貼り際の注意点に始まり、自称アリババマスターで認定試験も取得済みと何やらAliCloudも他クラウドと似たような様相を感じる一言。
詳しくは森さんのブログにも投稿されているので要チェックです。
なおポッドキャストでも詳しく話しているそうなので、興味がある方は検索してみるといいですね。
20年前の中国事情はどうだったかと言えば、インターネット上でテンセント・アリババが始まり今に至るとのこと。
現在では、シェアバイクやシェア傘等々スマホによる決済で使えるサービスが普及しはじめている市場で、alipay等々と当たり前のようにつながっていたり街の信号諸々もIT経由で制御することを目指すような場所も出始めているそうです。
これらの裏側を支えるAliCloudのシェア、現在45%。
去年ぐらいから日本でも良く知られるようになった11月11日、今年も増額で1日の売上2.8兆円と爆進中だそうです。
現在ではクラウド市場でも世界第3位(ガートナーより)にまで上がり、去年12月から東京リージョンも開設されて日本国内でも目を引く存在になりつつあります。
そんなこんなで、今後のAliCloud最新情報は、中国リージョンのみで公開している120のサービスコンポーネントを全世界へ展開決定とのこと。
東京リージョンにも順次サービスが入ってくるそうで、SBCloudでも日々その対応が進行中だそうです。
中国リージョンはと言えば、サーバレス、コンテナ、等々全て揃っているリージョン。話によるとAWSより多いのではといった声も。
東京リージョンについては、現在、基本サービスとビックデータ系が主体ですが、月に2、3サービスが順次リリースされている状況なので、今後の展開が楽しみですね。
直近では、コンテナ系、バックアップ系ストレージ、BI、NAT、VPNなど拡充されていく予定とのこと。
最後に森さんから、AliCloudで個人的に好きなサービスについてLogServiceの話がありました。
Agentの準備や各環境への展開をクラウドの操作から管理できる点など、利便性に優れているそうです。
締めの小ネタにAliCloudのプラットフォーム名は中国の神話に出てくる神様の名前だそうです。wikiなどで調べてみるのも興味深いと思います。
付け加えてコンソールが某クラウドにそっくりなので、学習効率が高いようです。
そんなSBCloudさん、アーキテクトになりたい方を絶賛募集中!
浅尾 元 氏(株式会社スカイアーチネットワークス)
事例紹介~百貨店インバウンドビジネスを阿里雲でデザインする
スカイアーチ浅尾さんからAliCloudの利用事例をお話してもらいました。
鯖缶事業がメインの会社であり、オンプレも扱っていたが現在では、ほぼクラウドがメインだそうです。復興支援の一環で鯖缶を販売しているのですが、最新のパッケージはラムカレーとのこと。
本業の方はインフラフリーで、お客様の要望に応えているとのことで、今回の事例に出てくるユーザー様は高島屋の子会社であるATAとのこと。
ANAと協業で免税店の運用を行うために準備したサイト運営が事例内容の中心となるお話でした。
このサイトですが、中国事情に詳しい方にはご存知かと思いますが、サイト公開自体が中国国内では政府の審査等々があるそうで、その辺りの事情を組み入れつつ立上げたサイトとのこと。
ターゲット層は中国の爆買いツアーに参加する観光客、ただし、決済可能なサイトを立てる場合、中国諸事情により敷居が大きく上がるので、その点を回避できるプランで決済を必要としない予約サイトによる運営を提案したとのこと。
決済系サイトは現地法人が必要等々、営利目的のサイト公開には厳しい条件が課せられるようですね。
そんな課題を解決するにあたり、スカイアーチさんでは、自社の中国法人などを通して非営利サイトの構築、運用等を行うMSPサービスで解決したそうです。
中国国内サイトを立ち上げる際に必要となるICPライセンスの取得代行も行なっているとのことです。
この事例自体、ホームページにも公開されているそうなので興味がある方はチェックしてみてください。
吉田 真吾 (セクションナイン)
Architecting on Alibaba Cloud
最近のAlibabaCloudサービスに驚きつつも個人的感想も交えながら技術的な側面を紹介するSection9吉田さんに、AlibabaCloudによる高可用なWebサイトの構築について紹介してもらいました。
話始めには、アカウント取得ケースについてやセキュリティの認証具合など全体的な所感について等々、気になる部分のおさらい的な話をしていました。
今回の本題でもある、AWSでは定番の高可用な構成をAlibabaCloudで作る場合、どうなるかといったところの内容では、適用するインスタンスサイズについての勘所を交えつつ、現状は東京リージョンではAZが1つしかないため構成できない点など、現時点で利用する上での注意点を交えながら適用するサービスの説明がありました。
VPCやELBなどAWSではお馴染みのサービスは、subnetがvswitchなど若干構成時の名称がイメージしにくい面もあるので、構築してみたい方は今回のスライドが参考になると思います。
ちなみにT2相当のインスタンスは、用意されているのですが、現在中国リージョンだけとのこと。
中国リージョンで多く展開されている新サービスは、仕上がり段階が不透明なものが多いようで検証するにも、やや手が掛かるようです。
ZHIMIN TANG 氏(AlibabaCloud)
Container Service at Alibaba Cloud
AlibabaCloudの技術エンジニアからのお話
10年ほど勤めているそうで、コンテナサービスの開発を主に行なっている方。
コンテナとアリババの関わりについて、2017.11.11の話を交えつつ10万コンテナが稼働して秒速約33万件の注文を処理していたそうです。
中国リージョンで公開されているコンテナサービス
docker swam や kubernetesをサポートしている等々、コンテナを利用して特定の分野に利用できる環境を立ち上げる仕組みを持っているなどデモを交えて紹介してもらいました。
その中では、1分前後で顔画像認識の環境を立上げて利用可能になるデモなどがありました。
開発で利用したツールなどについての紹介もあり、中にはalibabaオープンソースで公開しているものも。
Derrick
- 環境をdocker化するツールで自動生成してくれる
砂原 健佑 氏(モビンギ株式会社)
大解明!AlibabaCloudのAPI
最後のセッションは、弊社のAPI開発を行なっている砂原さんからAlibabaCloudのAPIについてお話してもらいました。
弊社サービスのmobingiALM上でもマルチクラウド対応としてAlibabaCloudをサポートしているため、PHP用のライブラリを利用しているのですが、若干使いにくい面があるので、ラッパモジュールを用意して開発を行なっているそうです。
github.com/mobingilabs/aliyun-php-sdkで公開しているので興味がある方はチェックしてみてください。
セッションでは、AliyunSDKの各言語の対応具合や、実際にAPIを利用して構築しているmobingiALMからだとAlibabaCloudのサーバーをより簡単に構築できる点など紹介してもらいました。
また、APIは、日本アカウントでも各リージョンのサービスを実行できるそうなので、中国リージョンのサービスを利用してみたい方は、APIで利用してみるのも有効かもしれませんね。
LT-1 .DMM.comラボ 佐々木さん
金盾からみた世界
プロキシ立てて、AlibabaCloudのサーバー側からインターネットを閲覧してみたお話。
色々見てたら突然切断されるなど怖い体験をしたそうです。
たのしいセキュリティ
セキュリティはネガティブな印象が強いので、どうしたら楽しく付き合えるかといったお話。
Dome9による構成管理を評価してセキュリティリスクを事前に減らす話とか
行動検知型による予防対処的なソリューションの話など、面倒なイメージだけでもない最近の事情について紹介していただいきました。
新しいサービス、アプローチを積極的に取り入れて楽しいセキュリテイを実践してほしいとのことです。
最後に12月15日がSBCloud1周年とのことで、このコミニュニティや関係者に向けた感謝のメッセージを頂きました。
皆様への感謝
今年最後のMasterCloudブログになりますが、2018年も更新し続けます。
今年も、モビンギブログを読んで下さって、シェアといいねを押して下さって、イベントに参加して下さって、ゲストの方々がご協力して下さって、イベントスペースを貸して下さって、モビンギと関わって下さった皆様、誠にありがとうございました。色々と感謝し切れないんです!!
今年はメンバーも結構増えて来て、私もその中の一人です。
これでやっとスタートラインに!!
来年のモビンギは全力で走り出します。
皆様楽しみにしていてください。
お知らせ
来年の一発目はLT大会やります。 渋谷で開催する予定です。
★こちらが申込ページになります★
MasterCloud #9 新春クラウドLT大会 (マスタークラウド) - connpass
LT希望者絶賛募集中。皆様の申込楽しみに受付しております💖
(LT発表者にお年玉も用意しておりまーす)
長文になりましたが、貴重な時間を割き、お読み下さいまして誠にありがとうございました。
それでは皆様
よいお年を
※表記に誤りがあったため修正いたしました:誤「demo9」→正「Dome9」(2017/12/16)